Momoko KATO, The University of Electro-Communications (Major: Electronic Engineering)
Vulcanus in Europe participant (April 2021 - March 2022)
Host country: Spain
Host company: Vector Renewables
氏名:加藤 桃子
派遣年度:2021-2022
学習言語 (派遣国名):スペイン語(スペイン)
派遣先企業名:Vector Renewables
大学:苫小牧高専卒、電気通信大学3年次編入
Language: Spanish
Japanese translation:
(スペイン語)
こんにちは、加藤桃子といいます。
2021年の4月から2022年の3月まで、再生可能エネルギーを扱うVector Renewablesというマドリードにある会社でインターンシップを行いました。
今年度私たちは、Covid-19の影響でヨーロッパの語学学校の授業を日本からオンラインで受けていました。
なので、4月から夏まで日本で勉強し、9月にヨーロッパへ渡航となりました。
例年と異なり、日本に滞在しながらの語学研修でしたが、現地のスペイン人とコミュニケーション出来るまでに語学力を身につけることが出来ました。
なぜ私がこのプログラムに参加したかというと、ヨーロッパで国際的な研究者になりたいからです。
1年間のプログラムに参加することで、自分の能力を高め、夢を叶えるための具体的な方法を見つけられるのではないかと考えました。
プログラム応募時は大学3年生だったので、学部生のインターンシップでビザを取得できるスペインやイタリアなど、ヨーロッパの中でも限られた国で派遣先を探すこととなりました。
このような理由でスペインの会社に派遣されることになりました。
Vector Renewablesに採用された理由は、高専で太陽光発電の研究をしていたからです。
高専では電気電子工学専攻で、編入した電気通信大学では電子工学を学んでいます。
会社では、再生可能エネルギーの技術コンサルティングを行うチームに参加しました。
例えば、技術デューデリジェンスやエネルギーパフォーマンス評価などを行う部署です。
他にもプロジェクトの測定などのために、スペインの各地へ出張に何回か行きました。
高専で太陽光発電を学んでいたので、会社では太陽光発電のプロジェクトの仕事をしていました。
具体的には、学校で習うことのないビジネスの観点から発電システムを学びました。
学校で勉強したので、太陽光発電が半導体で作られるなどの構造は知っていましたが、それらを具体的にどのように発電所として開発・運用するのか知りませんでした。
初めて勉強する内容で非常に興味深く、自分のこれまでの勉強が社会活動に繋がっていると初めて実感した瞬間でもありました。
仕事のみならず、マドリードに滞在している間にたくさんの友人が出来ました。
例えば、大学で日本語を勉強している学生や日本文化に興味がある現地の人たちです。
彼らと一緒に観光したり、現地の人たちのマドリードの遊び方を習いました。
このプログラムで最も自分の成長を感じたのは、自分に自信を持てたということです。
プログラム参加時は学部生で弱冠21歳でしたが、海外で半年間働いて、自分の技術力と語学力が海外でも通用すると知ることが出来ました。
さらに、海外での初めての長期滞在でしたが、特に何も問題がありませんでした。
これらの経験が、海外で勉強することや働くことへの不安感を無くしてくれました。
今後としては、大学卒業後ヨーロッパ、強いてはスペインに移住して修士や博士を学び、ヨーロッパにある国際的な研究所で働きたいと考えています。
将来日本語・英語・スペイン語が話せる唯一無二のエンジニア、研究者になるべく、スペイン語の勉強も続けます。
最後に、EU-Japan CentreとVector Renewablesのみなさんにインターン生として受け入れてくれたことを感謝します。
この1年は、今後の私の人生を大きく変えるものとなりました。
★ 体験談一覧へ