この感覚は、ボバルとシラーという2つのブドウの戦いに似ていると思いました。ボバルの酸味とタンニン、シラーの滑らかさと力強さ。そして、その結果、エレガントで複雑なワインができあがり、順を追って多くの発見がありました。
このワインは、専門家Jancis Robinsonから世界最高のボバルワインのひとつに認定されています。
私が作り出すワインとワイナリーは、私の人生そのものです。
私は、ワインを通して私という人間を表現したいという思いも持ち、会社を設立しました。この思いこそが成功の鍵だと考えています。エコロジカルな農業を通し、その土地とそこで働く人々へ貢献できることを願っています。自然が織りなす様々な原始的要素の助けを借り、私の感情を表現しようとしています。ワインが生まれる土地と気候に合った土着のブドウを使い、素材の最高のポテンシャルを発揮できるように努めています。すべてのワインは、私の個性を表現していて、その私の表現するメッセージに共感してくださる方もとても多く、たくさんの人々と強く繋がりを持てています。
2002年から、私はこの分野で仕事をはじめ、他のワイナリーでパートナーを務めた後、自らプロジェクトを始めることにしました。伝統的なワイン造りの家系ではなく、異分野のビジネスウーマンでしたから、簡単なことではありませんでした。
私は急ぐことなく、立ちはだかるすべての障害に挑み続けてきました。現在、私はワイン市場に敬意を払い、顧客は単なる顧客以上の存在で、言わば私の人生の一部です。また、私には頼りがいのある素晴らしいチームのサポートにも恵まれています。彼らなしには、これまで達成してきた事々は不可能でした。
私は、2011年からエンゲラでワインを生産。そこには、私のチーム、設備、そしてブドウ畑の一部があります。
赤ワインには、ウティエル山で採れるボバル種を選びました。イベリア半島の山々から届く大西洋気候が特徴づけます。白ワインは、地中海からの潮風や地中のミネラルの特徴が現れています。
このワインは、父が亡くなった時にデザインしました。あまりの心の痛みに、胸の中で気持ちを鎮めなければと思いました。芸術家は絵を描きますが、私はワインを造ります。ある日、私は平和な気持ちで目覚め、スペインのロック歌手のこの有名な歌を歌いました。治療法は寛容さだった。人は自分の人生を精一杯生きている。私は、父が選んだ生き方、死に方を受け入れ、また、私は自身が決めた生き方を、ありのまま受け止めなければならなかった。
この感覚は、ボバルとシラーという2つのブドウの戦いに似ていると思いました。ボバルの酸味とタンニン、シラーの滑らかさと力強さ。そして、その結果、エレガントで複雑なワインができあがり、順を追って多くの発見がありました。
このワインは、専門家Jancis Robinsonから世界最高のボバルワインのひとつに認定されています。
とても個性の強いパワーグレープと言われるVerdejoとViognierという2種のブドウ品種を同じボトルに使用することは誰もが避けるのですが、私は勇気をもってこの2つをミックス、オリジナルのクパージュに仕上げました。このワインは、バレンシア地方で銅メダル、バレンシアのエコロジーワイン・コンクールで金賞を受賞しています。Peñínはこのワインに90点を与え、何度もスペインのBest Wines of Spain Fairに招待してくれました。
このワインは、リスク、大胆さ、生きる意志を表しています。だからこそ、この2つのブドウがこのワインを独創的で驚くべきものにしているのです。また、テロワールもXTMOを決定付ける要因のひとつです。ミネラル、フローラル、そして非常に複雑な味わいは、赤ワインでは典型的ですが、白ワインでは非常に奇妙でユニークです。