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9月6日、まだ夏の日差しの残る中、駐日欧州連合代表部 • Delegation of the European Union to Japan• にて、ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ同窓会2024を開催いたしました。来賓に駐日欧州連合 ジャン=エリック・パケ特命全権大使、経済産業省 八山幸司通商交渉官をお迎えし、約160名の同窓生が一同に会しました。
会の前半は、前述の来賓ご挨拶の後、国内外また様々な分野で活躍中の同窓生代表6名によるパネルディスカションを行いました。派遣当時のそれぞれの国での滞在奮闘話は、参加者の共感を呼び、大いに盛り上がりました。またヴルカヌスプログラムへの参加は、敷かれたレールとは異なるアカデミック内にとらわれない道となり、それを選択したことで、多種多様の可能性や人との交流が生まれる、業種や分野を超えた橋渡しの役割を担うことになったという話も、とても興味深いものでした。
派遣当時、初めて直面する一つ一つの出来事を、乗り越えていった派遣生。それは派遣国や派遣先企業、また個人で直面した出来事によっても異なるもので、まさに十人十色と言えます。その時に得た経験や知見を糧に今も各界で活躍する先輩たちの姿に大いに刺激を受け、自分もEUとのつながりを持って仕事をしたい、という若い世代の声がとても印象的でした。
後半のネットワーキングレセプションでは、20代から50代と世代を超えての交流がもたれ、1996年から約30年間プログラムを継続実施している本プログラムならではの光景といえるでしょう。参加者それぞれが、共に支えあった同期生とのつながりを改めて再確認するなど、実り多き有意義な時間を過ごしたことと思います。主催側としても、理工系の学生の方々が社会に出る前に、欧州での生活やインターンシップを通して知見を広げ、経験を積むことのできるこのユニークなプログラムを、継続して運営していく大切さを感じるひと時となりました。
今後も同窓生のご活躍を心より応援するとともに、また定期的に同窓会を開催できることを願っています。
Vulcanus in Europe スタッフ一同
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駐日欧州連合 ジャン=エリック・パケ特命全権大使
経済産業省 八山幸司通商交渉官