EUが目指す炭素国境調整措置(CBAM)とは
~7月14日の法案発表を受けて~
欧州委員会は 7 月 14 日 、気候変動対策の法案パッケージ「 Fit for 55 」(FF55 )を発表しました。その包括案の中でも中核的な役割を果たすことが期待されているのが「 CBAM 」(国境炭素調整措置)です。
同措置は、カーボン・リーケージ対策として、EU製品と域外からの輸入製品との炭素価格を均等にして、気候変動対策がEUに比べて緩い国への生産移転を防止する効果を狙ったものですが、一方でEU域外の国々の温室効果ガス削 減努力を促進し、EUと同レベルの気候変動対策を講じる動機づけになることも期待されています。
いずれにしても同措置が導入された場合、WTOルールとの整合性の観点も含めて世界の貿易秩序や対EU関連事業を展開する日系企業にも大きな影響を及ぼしかねず、今後の動きが注目されます。そこで、今回のウエビナーでは、CBAMの仕組み、導入スケジュールと対象範囲、関係国やWTO等国際機関との調整などについて、欧州委員会税・関税総局で法案設置に直接携わった講師より直接お話しいただきます。
画面左側のAPPLYで詳細をご参照のうえ同頁から参加をお申込みください。画面右側のZOOM登録リンクからもお申込みいただけます。なお、CBAMの基礎知識を以下のウエブページで紹介していますので併せてご参照ください(日本語のみ)。EUポリシーインサイト
1. 日時:2021年10月6日(水)16:00~17:00東京(9:00~10:00ブラッセル)
2. 使用言語:英語および日本語(同時通訳付)
3. プログラム:
16:00~(9:00~) 開会の辞
一財)日欧産業協力センター 欧州側専務理事 Philippe DE TAXIS DU POET
16:00~16:40(9:00~9:40) プレゼンテーション
EU税・関税総局(EU GD TAXUD)Head of Unit of Indirect Taxes other than VAT
Vicente HURTADO ROA氏
16:40~17:00(9:40~10:00) 質疑応答/ディスカッション
モデレーター:一財)日欧産業協力センター 日本側専務理事 田辺 靖雄