9月21日、日欧産業協力センターは「経済安全保障問題とSTRATEGIC AUTONOMY(戦略的自立)のもとでの日欧産業協力」をテーマに、会場である駐日欧州連合代表部ヨーロッパハウスとオンラインの両形式でセミナーを開催しました。
ロシアのウクライナ侵攻や米中台問題等を契機に一層注目される経済安全保障問題と、欧州連合が目標とするSTRATEGIC AUTONOMY(戦略的自立)のもとでの日欧産業協力については、サプライチェーンの強化、資源とエネルギーの確保、イノベーション・リーダーシップ維持などの観点から両国・地域の協力の可能性について議論がおこなわれました。
セミナーは弊センターの欧州側前専務理事・Philippe de Taxis du Poëtによる開会挨拶で幕を開け、次いでJean-Eric Paquet欧州連合駐日大使による基調講演を行いました。
さらに、弊センターの日本側専務理事・田辺靖雄がモデレータを務めたパネルディスカッションでは、欧州委員会成長総局(DG GROW)のMaive Rute氏、経済産業省大臣官房審議官(通商政策局担当)兼大臣官房首席 通商政策統括調整官の福永哲郎氏、ティッセンクルップ・ジャパン代表取締役社長で弊センター代表理事でもあるNikolaus Boltze氏、日本電気株式会社特別顧問(同社前取締役会長)の遠藤信博氏、エアリキッド・ジャパンCEOのVirginie Cavalli氏が活発な議論を繰り広げました。
また同日のセミナー終了後には、会場にてネットワーキングレセプションが行われました。
参加者が実際の会場で集う交流会を開催するのは実に3年ぶりとなり、参加者の皆様もセミナーの内容についてや日欧関係、それぞれのビジネスについてなど語らいながら交流を深められました。