Related
2月 15/2016
欧州では資源効率(Resource Efficiency : RE)、循環経済(Circular Economy : CE)に係る議論が活発化しています。RE/CEの議論は、リサイクルなど「静脈」産業にとどまらず、製品の長寿命化、サービスの共有化、稼働課金によるモノのサービス化など、メーカーやサービス事業者など「動脈」側の企業にも影響を与えうる広範な概念を含む議論です。また、2015年6月に開催されたG7エルマウサミットでは、資源効率の重要性が共同宣言に盛り込まれるなど、この議論は、欧州にとどまらず、国際的広がりを見せています。本セミナーでは、こうした動きを背景に、欧州の政策担当者をお迎えして、RE/CE政策の概要、方向性について講演頂きました。また、後半ではこうした動きを踏まえた我が国の対応、EUとの協力の方向性等について検討いただきました。本セミナーには180名を超える参加者がありました。【プログラム】13:30-13:40開会挨拶:経済産業省大臣官房審議官(環境問題担当) 三又裕生氏<第一部:欧州におけるRE/CE政策の概要、方向性について>13:40-14:10「欧州におけるRE/CE新戦略(Communication)の概要と今後の見通しについて」講師:…
Japan
2月 10/2016
アジア太平洋と欧州におけるダイナミックな貿易政策を理解し、グローバルな包括的かつ統一的貿易ルールの確立の重要性と、日EU・FTA/EPA交渉 の早期かつ野心的な合意の戦略的意義を検討しました。近年、貿易投資ルールの策定において、地域貿易協定(RTAs)、もしくは、ITAといった有志国による複数国協定が益々進展してきています。昨年10月、歴史上最大の地域貿易協定であるTPPが大筋合意に達しました。本合意は、新興国を含むアジア太平洋諸国における経済成長の基盤として、新たな、かつ、高いレベルでの基準を提供するとともに、その成果は当該マーケットへの参入をめざす欧州産業界にももたらされます。現在、世界の成長の中心はアジア太平洋地域にあります。この旺盛な経済成長力を取り込んでいくために、EUは、貿易ベトナムやシンガポール、カナダとのFTA締結、米国との貿易交渉(TTIP)の開始など貿易協定締結に積極的に取り組んでいます。このような状況の下、アジア太平洋と欧州という二つの巨大な貿易圏の橋渡しを行うことは、グローバルな包括的かつ統一的貿易投資ルールによって、シームレスなビジネス環境を構築する上で急務です。かかる取組みは、将来の海外での新たなビジネス機会を模索している中小企業にとって、特に重要です。…
11月 19/2015
概要ワインはユニークな商品であり、ぶどうの育成から瓶詰めにいたる生産過程は困難の多いビジネスです。景気の動向、気候に左右されるほか、瓶詰めから販売までの期間が長いため、品質を向上させることができる反面、コスト管理が課題となっています。世界的な競争が厳しいにもかかわらず、市場への新規参入が続いており、日本も例外ではありません。最近の「日本ワイン」というコンセプトの導入は日本のワインのイメージを向上させようという試みであり、日本のワインの定義を国際的なワインの定義に近づけるものです。ワイン業界の成長をサポートするために、日本のワインのルールはどういう方向に進むべきなのでしょうか?またEUはどのようにワイン業界を奨励し、成長させているのでしょうか?政府の政策は業界の繁栄をどのようにサポートできるのでしょうか?本セミナーは、専門家のプレゼンテーションや成功事例の紹介を通し、これらの問題に焦点をあてるもので、約80名の政府関係機関、ワイン業界の専門家の方々に参加いただきました。プログラム14:30-14:40開会の辞:ヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ 駐日欧州連合大使14:40-15:00プレゼンテーション:「日本のワイン用ぶどうの生産の現状と政府の生産者に対する支援について」…
Subscribe to our newsletter